7.5. ブランチの作成・プッシュ (handson-cli-conf:master)

作業の目的 [why]

Gitリポジトリ"handson-cli-conf"にブランチ"master"を作成し、オリジンリポジトリに反映します。

完了条件/事前条件 [設計者用情報]

完了条件 [after]

主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。

完了条件1
Gitリポジトリ"master"にブランチ"master"が存在する。
完了条件2
Gitリポジトリ"handson-cli-conf"にブランチ"master"のコミットログにコミット結果が存在する。

事前条件 [before]

主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。

事前条件1
Gitリポジトリ"${HOME}/tmp/handson-cli-conf"が存在する。
事前条件2
Gitリポジトリ"handson-cli-conf"にブランチが存在しない。

作業対象 [what]

  • ローカル環境

標準時間(合計)

8分

パラメータ設定

パラメータ設定の標準時間:2分

作業に必要なモノ・情報 [resource]

作業開始には、以下が全て揃っていることが必要です。

リポジトリ1: 親ディレクトリ

親ディレクトリ"${HOME}/tmp"です。

リポジトリ2: Gitリポジトリ名

  • ブランチを作成するGitリポジトリの名称です。
  • 今回は"handson-cli-conf"とします。

リポジトリ3: ブランチ名

  • Gitリポジトリに作成するブランチの名称です。
  • 今回は"master"とします。

リソース4: コミットメッセージ

  • コミットのメッセージです。
  • 今回は"Initialize repository."とします。

パラメータの指定

作業に必要なパラメータを変数に格納をします。

0.1. 親ディレクトリの指定

親ディレクトリ名を指定します。

変数の設定:

DIR_PARENT="${HOME}/tmp"

0.2. Gitリポジトリ名の指定

Gitリポジトリ名を指定します。

変数の設定:

GIT_REPOSITORY_NAME='handson-cli-conf'

0.3. ブランチ名の指定

ブランチ名を指定します。

変数の設定:

GIT_BRANCH_NAME='master'

0.4. コミットメッセージの指定

コミットメッセージを指定します。

変数の設定:

GIT_COMMIT_MSG="Initialize repository."

パラメータの保存

設定されている変数の保存先となるファイル名を指定します。

変数の設定:

DIR_PARAMETER="${HOME}/tmp/parameter-handson-cli-conf-codecommit"
FILE_PARAMETER="${DIR_PARAMETER}/$(date +%Y-%m-%d)-git-branch_master-create.env" \
  && echo ${FILE_PARAMETER}

結果(例):

${HOME}/tmp/parameter-handson-cli-conf-codecommit/2019-07-09-git-branch_master-create.env

各変数に正しいパラメータ値が格納されていることを確認しながら保存します。

変数の確認:

cat << EOF > ${FILE_PARAMETER}

  # 0.1. DIR_PARENT:"${HOME}/tmp"
         DIR_PARENT="${DIR_PARENT}"
  # 0.2. GIT_REPOSITORY_NAME:"handson-cli-conf"
         GIT_REPOSITORY_NAME="${GIT_REPOSITORY_NAME}"
  # 0.3. GIT_BRANCH_NAME:"master"
         GIT_BRANCH_NAME="${GIT_BRANCH_NAME}"
  # 0.4. GIT_COMMIT_MSG:"Initialize repository."
         GIT_COMMIT_MSG="${GIT_COMMIT_MSG}"

EOF
cat ${FILE_PARAMETER}

下段の変数が入っていない、もしくは上段と同等の値が入っていない場合は、それぞれの手順番号に戻って変数の設定を行います。

タスクの実施

タスク標準時間:6分

1. 前処理

処理対象の状態確認

主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。

前提と異なることが判明した場合、直ちに処理を中止します。

事前条件1: Gitリポジトリ"${HOME}/tmp/handson-cli-conf"が存在する。

「Gitリポジトリ"${HOME}/tmp/handson-cli-conf"が存在する。」ことを確認します。

コマンド:

ls -d ${DIR_PARENT}/${GIT_REPOSITORY_NAME}

結果(例):

${HOME}/tmp/handson-cli-conf

Gitリポジトリ(ワークツリー)へ移動します。

コマンド:

cd ${DIR_PARENT}/${GIT_REPOSITORY_NAME}/

結果(例):

(出力なし)

事前条件2: Gitリポジトリ"handson-cli-conf"にブランチが存在しない。

「Gitリポジトリ"handson-cli-conf"にブランチが存在しない。」ことを確認します。

コマンド:

git branch -a

結果(例):

(出力なし)

2. 主処理

2.1. 初期ファイルの登録

README.mdの登録

コマンド:

echo "# ${GIT_REPOSITORY_NAME}" \
  > README.md

結果(例):

(出力なし)

コマンド:

git add README.md

結果(例):

(出力なし)

masterブランチへの.gitignoreファイルの登録

コマンド:

touch .gitignore

結果(例):

(出力なし)

コマンド:

git add .gitignore

結果(例):

(出力なし)

2.2. Gitリポジトリへのコミット

変数の確認:

cat << EOF

  # GIT_COMMIT_MSG:"Initialize repository."
    GIT_COMMIT_MSG="${GIT_COMMIT_MSG}"

EOF

コマンド:

git commit -m "${GIT_COMMIT_MSG}"

結果(例):

[master (root-commit) xxxxxxx] Initialize repository.
 2 files changed, 1 insertion(+)
 create mode 100644 .gitignore
 create mode 100644 README.md

2.3. ブランチのオリジンリポジトリへのプッシュ

コマンド:

git push

結果(例):

Counting objects: 4, done.
Compressing objects: 100% (2/2), done.
Writing objects: 100% (4/4), 285 bytes | 285.00 KiB/s, done.
Total 4 (delta 0), reused 0 (delta 0)
To ssh://git-codecommit.ap-northeast-1.amazonaws.com/v1/repos/handson-cli-conf
 * [new branch]      master -> master

3. 後処理

完了条件の確認

主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。

完了条件1: Gitリポジトリ"master"にブランチ"master"が存在する。

「Gitリポジトリ"master"にブランチ"master"が存在する。」ことを確認します。

コマンド:

git branch -a |grep ${GIT_BRANCH_NAME}

結果(例):

* master
  remotes/origin/master

完了条件2: Gitリポジトリ"handson-cli-conf"にブランチ"master"のコミットログにコミット結果が存在する。

「Gitリポジトリ"handson-cli-conf"にブランチ"master"のコミットログにコミット結果が存在する。」ことを確認します。

コマンド:

git log \
  --pretty=format:"%s" \
  -1

結果(例):

Initialize repository.

完了