後始末4. Route53ゾーンの削除 (example.jp)

作業の目的 [why]

Route53ゾーン"example.jp"を削除します。

注釈

作業者によって作業対象のドメイン名が異なるため、本手順においてはドメイン名"example.jp"の部分を"<事前に用意した独自ドメイン>"に読み替えてください。

("コマンド"、"変数の設定"、"変数の確認"については読み替えの必要はありません。)

完了条件/事前条件 [設計者用情報]

完了条件 [after]

主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。

完了条件1

Route53ゾーン"example.jp"が存在しない。

事前条件 [before]

主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。

事前条件1

Route53ゾーン"example.jp"が存在する。

事前条件2

Route53ゾーン"example.jp"にSOAとNS以外のリソースレコードが存在しない。

作業対象 [what]

  • Route53ゾーン

標準時間(合計)

8分

パラメータ設定

パラメータ設定の標準時間

2分

作業に必要なモノ・情報 [resource]

作業開始には、以下が全て揃っていることが必要です。

リソース1: Route53ゾーン名

  • 削除するRoute53ゾーンの名称です。

  • 今回は、事前に用意した独自ドメインを利用します。

パラメータの指定

作業に必要なパラメータを変数に格納をします。

0.1. Route53ゾーン名の指定

Route53ゾーン名を指定します。

変数の設定:

DIR_TMP="${HOME}/environment/tmp-handson-cli-lightsail"

変数の設定:

FILE_TMP="${DIR_TMP}/sub_domain.tmp" \
  && echo ${FILE_TMP}

結果(例):

${HOME}/environment/tmp-handson-cli-lightsail/sub_domain.tmp

コマンド:

source ${FILE_TMP}

変数の設定:

ROUTE53_ZONE_NAME="${DOMAIN_NAME}" \
  && echo ${ROUTE53_ZONE_NAME}

結果(例):

example.jp

パラメータの保存

設定されている変数の保存先となるファイル名を指定します。

変数の設定:

DIR_PARAMETER="${HOME}/tmp/parameter-handson-cli-lightsail"
FILE_PARAMETER="${DIR_PARAMETER}/$(date +%Y-%m-%d)-route53-hosted_zone-delete.env" \
  && echo ${FILE_PARAMETER}

結果(例):

${HOME}/tmp/parameter-handson-cli-lightsail/2020-02-10-route53-hosted_zone-delete.env

各変数に正しいパラメータ値が格納されていることを確認しながら保存します。

変数の確認:

cat << EOF > ${FILE_PARAMETER}

  # 0.1. ROUTE53_ZONE_NAME:"example.jp"
         ROUTE53_ZONE_NAME="${ROUTE53_ZONE_NAME}"

EOF

cat ${FILE_PARAMETER}

下段の変数が入っていない、もしくは上段と同等の値が入っていない場合は、それぞれの手順番号に戻って変数の設定を行います。

タスクの実施

タスク標準時間

6分

1. 前処理

1.1. 処理対象の状態確認

主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。

前提と異なることが判明した場合、直ちに処理を中止します。

事前条件1: Route53ゾーン"example.jp"が存在する。

「Route53ゾーン"example.jp"が存在する。」ことを確認します。

コマンド:

aws route53 list-hosted-zones \
  --query "HostedZones[?Name == \`${ROUTE53_ZONE_NAME}.\` \
    && Config.PrivateZone == \`false\`].Name" \
  --output text

結果(例):

example.jp.

事前条件2: Route53ゾーン"example.jp"にSOAとNS以外のリソースレコードが存在しない。

「Route53ゾーン"example.jp"にSOAとNS以外のリソースレコードが存在しない。」ことを確認します。

課題

(確認方法検討)

1.2. 主処理に必要な情報の取得

Route53ゾーンIDの取得

Route53ゾーンのIDを取得します。

コマンド:

ROUTE53_ZONE_ID=$( \
  aws route53 list-hosted-zones \
    --query "HostedZones[?Name == \`${ROUTE53_ZONE_NAME}.\`].Id" \
    --output text \
  | sed 's/\/hostedzone\///' \
) && echo ${ROUTE53_ZONE_ID}

結果(例):

Zxxxxxxxxxxxxx

2. 主処理

ROUTE53ゾーンの削除

変数の確認:

cat << ETX

  # ROUTE53_ZONE_ID:"Zxxxxxxxxxxxxx"
    ROUTE53_ZONE_ID="${ROUTE53_ZONE_ID}"

ETX

コマンド:

aws route53 delete-hosted-zone \
  --id ${ROUTE53_ZONE_ID}

結果(例):

{
  "ChangeInfo": {
    "Status": "PENDING",
    "SubmittedAt": "2020-02-10T01:23:45.678Z",
    "Id": "/change/CXXXXXXXXXXXXX"
  }
}

3. 後処理

完了条件の確認

主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。

完了条件1: Route53ゾーン"example.jp"が存在しない。

「Route53ゾーン"example.jp"が存在しない。」ことを確認します。

コマンド:

aws route53 list-hosted-zones \
  --query "HostedZones[?Name == \`${ROUTE53_ZONE_NAME}.\` \
    && Config.PrivateZone == \`false\`].Name" \
  --output text

結果(例):

(出力なし)

完了