ハンズオン(簡易版): AWS CLI基礎 (出力)

作成者:

波田野 裕一

公開日:

2022-08-29

更新日:

2023-08-29

目的

AWS CLIの出力関連機能を操作します。

前提

作業権限条件

本作業は、以下の権限を有する「IAMユーザー」もしくは「IAMロール/インスタンスプロファイルが付与された環境(Cloud9などを含むEC2環境)で行います。

作業権限条件: 必要なIAMポリシー

• ReadOnlyAccess

• AmazonS3FullAccess

必要なIAMポリシーを利用する環境(「IAMユーザー」「IAMグループ」もしくは「IAMロール/インスタンスプロファイル」)にアタッチした後に、手順を実施します。

作業環境条件

注釈

本手順は、Cloud9環境での実施を推奨します。

• AWS CLIハンズオンの環境構築手順: http://prototype-handson-cli.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/handson_light_web-aws_prepare/handson_light_web-aws_prepare-cloud9/index.html

本作業は、以下の環境で行います。

環境条件1: OSとバージョン

本作業は、Amazon Linux 2"Karoo"以降のOS環境での実施を前提としています。

コマンド:

cat /etc/system-release

結果(例):

Amazon Linux release 2 (Karoo)

環境条件2: シェルとバージョン

本作業は、bash "4.2.46(2)-release"以降のシェル環境での実施を前提としています。

コマンド:

bash --version \
  | head -1

結果(例):

GNU bash, バージョン 4.2.46(2)-release (x86_64-redhat-linux-gnu)

環境条件3: AWS CLIのバージョン

本作業は、AWS CLIのバージョン"1.25.94"以降での実施を前提としています。

コマンド:

aws --version

結果(例):

aws-cli/1.25.94 Python/3.7.10 Linux/4.14.291-218.527.amzn2.x86_64 botocore/1.27.93

構成

本手順では、以下の構成のリソースを扱います。

注釈

構成情報

手順 (CloudShell)

Cloud9環境を利用する場合

Cloud9環境への権限追加

• CloudShell(事前作業)0. インスタンスプロファイルのIAMロールへのIAMポリシーのアタッチ (CloudShell: 配列渡し)

手順 (Cloud9)

注釈

CLIハンズオンの実施方法や効果的に行うためのポイントについては、CLIハンズオンガイドをご参照ください。

1. フィルタリング

1.1. フィルター (サーバサイドフィルタリング)

• 1.1. AMIの情報取得 (filter)

1.2. クエリー (クライアントサイドフィルタリング)

• 1.2.1. AMIの情報抽出 (JMESPath: 条件指定)
• 1.2.2. AMIの情報抽出 (JMESPath: 特定ノードの取得)
• 1.2.3. AMIの情報抽出 (JMESPath: 比較)
• 1.2.4. AMIの情報抽出 (JMESPath: length関数)
• 1.2.5. AMIの情報抽出 (JMESPath: max_by関数)
• 1.2.6. AMIの情報抽出 (JMESPath: contains関数)
• 1.2.7. AMIの情報抽出 (JMESPath: join関数 CSV形式)
• 1.2.8. AMIの情報抽出 (JMESPath: and条件)

2. ページ分割オプション

0. バケット・データの作成

• 2.0.1. S3バケットの作成 (handson-cli-awscli-output-<AWSアカウントID>)
• 2.0.2. ファイルの作成 (プレフィクス: ${HOME}/environment/local-handson-cli-awscli-output/test*)
• 2.0.3. S3バケットとのファイル同期 (handson-cli-awscli-output-<AWSアカウントID>)

2.1. 自動ページ処理の無効化

自動ページ処理有効 (デフォルト)

• 2.1.1. AWS CLIのページング

自動ページ処理無効化

• 2.1.2. AWS CLIのページングオプション (no paginate)

2.2. ページサイズ

• 2.2. AWS CLIのページングオプション (page-size)

2.3. 最大出力結果数の指定

• 2.3.1. AWS CLIのページングオプション (max-items)

Nextトークンの利用

• 2.3.2. AWS CLIのページングオプション (starting-token)

後始末.

• 後始末x. S3バケットのオブジェクト全削除 (handson-cli-awscli-output-<AWSアカウントID>)
• 後始末x. S3バケットの削除 (handson-cli-awscli-output-<AWSアカウントID>)

3. 出力フォーマット

• 3.1. VPCの情報取得 (JSON形式)
• 3.2. VPCの情報取得 (テキスト形式)
• 3.3. VPCの情報取得 (テーブル形式)

4. jp.py

• 4. jp.pyによる出力情報の加工

アンケート

今後の参考にするため、本手順についてご意見・コメントをお願いします。

注釈

• 必須項目はありません。お気軽にご回答ください。

• 内容が違えばお一人何回回答していただいても問題ありません。

• はまりどころや誤字・脱字などの修正のご指摘もお待ちしています。

• どんな職種ですか? 選んでください。 運用エンジニア 構築エンジニア 開発エンジニア アーキテクト トレーナー マネージャー 学生 営業 記者
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注釈

このアンケートシステムはS3 + Cognitoで構築しています。

後始末 (Cloud9)

事後作業 (Cloud9環境)

Cloud9環境の片付け

• 事後作業. ハンズオン用ディレクトリの削除

後始末 (CloudShell)

Cloud9環境を利用した場合

Cloud9環境の停止

• CloudShell(事後作業)1. EC2インスタンスの停止 (CloudShell: aws-cloud9-handson-cli-env)

Cloud9環境からの権限剥奪

• CloudShell(事後作業)2. インスタンスプロファイルのIAMロールからのIAMポリシーのデタッチ (CloudShell: 配列渡し)

備考

(特になし)

参照情報