4. AWS CLIの更新 (Cloud9環境)

手順の目的

Cloud9環境のAWS CLIを更新します。

処理の実行

AWS Resourcesの設定

IAMロールを利用するため、AWS managed temporary credentialsを無効にします。

注釈

"AWS managed temporary credentials"が有効だと、IAMロールに付与された権限の一部が無効になります。

• Cloud9 IDEのホーム画面を表示します。

  

• 右上の歯車アイコンをクリックします。

Preferences タブ

• Preferencesタブが表示されます。

  

• 左ペインの"AWS Settings"をクリックします。

AWS Settings 情報

• AWS Settings 情報が表示されます。

  

• "AWS managed temporary credentials"(スイッチ)をオフにします。(デフォルト: オン)

AWS CLI yumパッケージのアンインストール

下の"bash"タブで以下のコマンドを実行します。

コマンド:

sudo yum erase aws-cli -y

結果(例):

(略)
Complete!

AWS CLIのインストール

下の"bash"タブで以下のコマンドを実行します。

コマンド:

sudo pip3 install awscli

注釈

2022年7月19日現在、aws-cliのデフォルトブランチはバージョン1系となっているため、本手順ではv1のインストールを推奨しています。

aws-cli CHANGELOG: https://github.com/aws/aws-cli/blob/develop/CHANGELOG.rst

.bash_profileの更新 (タブ補完の有効化)

下の"bash"タブで以下のコマンドを実行します。

• 下のbashタブで以下のコマンドを実行します。

  コマンド:

  grep 'complete -C aws_completer aws' ~/.bash_profile
  if [ $? -ne 0 ]; then
     echo '' >>  ~/.bash_profile
     echo 'complete -C aws_completer aws' >>  ~/.bash_profile
  
     cat ~/.bash_profile \
       | grep 'complete -C aws_completer aws' ~/.bash_profile
  fi
  

  結果(例):

  complete -C aws_completer aws
  

• 設定の変更を反映するために、下のbashタブで以下を実行します。

  コマンド:

  source ~/.bash_profile
  

(オプション) .bashrcの更新 (コマンドプロンプトの変更)

• 下のbashタブで~/.bashrcの最終行にコマンドプロンプトの設定を追加します。 (viなどのエディタで編集します。)

  ~/.bashrc(追加):

  PS1="\`
    if [ \$? = 0 ]; then
      echo \[\e[36m\]
    else
      echo \[\e[31m\]
    fi
  \`[\u@\h%]\[\e[0m\]\$ "
  

注釈

vimの場合、コマンドモード(:)で、'set paste'を実行すると、貼り付け時にインデントが崩れません。

• 設定の変更を反映するために、下のbashタブで以下を実行します。

  コマンド:

  source ~/.bashrc
  

注釈

コマンドの実行結果が正常(0)の場合はコマンドプロンプトが緑に、正常以外の場合はコマンドプロンプトが赤くなります。 「緑だから大丈夫」なわけではないですが、赤の場合は何か想定外の状況が発生している可能性があります。

完了確認

「Cloud9環境"handson-cli-env"のAWS CLIが最新バージョンである。」ことを確認します。

コマンド:

aws --version

結果(例):

aws-cli/1.25.94 Python/3.7.10 Linux/4.14.291-218.527.amzn2.x86_64 botocore/1.27.93

手順の完了