ハンズオン(簡易版): Route53入門

クリーンアップ2. Route53ホストゾーンの削除 (一時ファイル利用: <事前に用意した独自ドメイン>)

手順の目的

ドメイン名"<事前に用意した独自ドメイン>"のRoute53ホストゾーンを削除します。

設定値の指定

設定値の指定

手順に必要な設定値を変数に格納をします。

1. ドメイン名

ドメイン名を指定します。

変数の設定:

DIR_TMP_DOMAIN="${HOME}/environment/tmp-handson-cli-route53-novice"

変数の設定:

FILE_TMP_DOMAIN="${DIR_TMP_DOMAIN}/handson-cli-route53-novice" \
  && echo ${FILE_TMP_DOMAIN}

結果(例):

${HOME}/environment/tmp-handson-cli-route53-novice/handson-cli-route53-novice

コマンド:

source ${FILE_TMP_DOMAIN} \
  && echo ${DOMAIN_NAME}

結果(例):

<事前に用意した独自ドメイン>

設定値の確認

各変数に正しい設定値が格納されていることを確認します。

変数の確認:

cat << END

  # 1. DOMAIN_NAME:"<事前に用意した独自ドメイン>"
       DOMAIN_NAME="${DOMAIN_NAME}"

END

下段の変数が入っていない、もしくは上段と同等の値が入っていない場合は、それぞれの手順番号に戻って変数の設定を行います。

処理の実行

ドメインを取得したレジストラが提供する管理画面で、ネームサーバ情報から、Route53委任セットのネームサーバーのレコードを全て削除します。

注釈

参考: ネームサーバー変更手順(「さくらのドメイン」での設定例): https://help.sakura.ad.jp/hc/ja/articles/206205831

ハンズオン前のネームサーバ情報のメモを残している場合は、メモ通りに戻します。

警告

ゾーン情報の存在しないネームサーバをWhois DBのネームサーバ情報に登録してあると、同じネームサーバを利用している別の利用者からドメインハイジャックができる可能性があります。

必ず、Whois DBには、ゾーン情報が存在するネームサーバを登録してください。

Whois DBのネームサーバ情報を空にできる場合は、空にしておいても良いです。(Route53 Domainsでは不可)

ドメインのFQDNを指定します。

変数の設定:

domain_name_fqdn="${DOMAIN_NAME}." \
  && echo ${domain_name_fqdn}

結果(例):

<事前に用意した独自ドメイン>.

Route53ホストゾーンのIDを取得します。

コマンド:

route53_hosted_zone_id=$( \
  aws route53 list-hosted-zones \
    --query "HostedZones[?Name == \`${domain_name_fqdn}\`].Id" \
    --output text \
  | sed 's/\/hostedzone\///' \
) \
  && echo ${route53_hosted_zone_id}

結果(例):

Z0xxxxxxxxxxxxxxxxxxx

Route53ホストゾーンを削除します。

変数の確認:

cat << END

  # route53_hosted_zone_id:"Z0xxxxxxxxxxxxxxxxxxx"
    route53_hosted_zone_id="${route53_hosted_zone_id}"

END

コマンド:

aws route53 delete-hosted-zone \
  --id ${route53_hosted_zone_id}

結果(例):

{
  "ChangeInfo": {
    "Status": "PENDING",
    "SubmittedAt": "2023-02-27T01:23:45.678Z",
    "Id": "/change/CXXXXXXXXXXXXX"
  }
}

完了確認

「ドメイン名"<事前に用意した独自ドメイン>"のRoute53ホストゾーンが存在しない。」ことを確認します。

コマンド:

aws route53 list-hosted-zones \
  --query "HostedZones[?Name == \`${domain_name_fqdn}\` \
    && Config.PrivateZone == \`false\`].Name" \
  --output text

結果(例):

(出力なし)

手順の完了

(参考) マネジメントコンソールの確認

  • 左ペインの"ホストゾーン"をクリックします。

ホストゾーン一覧(画面)

  • 検索欄にホストゾーン名"<事前に用意した独自ドメイン>"を入力して、エンターキーを押します。

  • ホストゾーン名"<事前に用意した独自ドメイン>"が表示されていないことを確認します。