ハンズオン(簡易版): SSM基礎 セッションマネージャ

おまけ2. OpenSSH 設定ファイルの更新 (ホスト別対応)

手順の目的 [why]

OpenSSHの設定ファイルに、ホスト別設定を追加します。

設定値の指定

設定値の指定

手順に必要な設定値を変数に格納をします。

1. OpenSSH confgファイル名

OpenSSH confgファイル名を指定します。

変数の設定:

DIR_SSH="${HOME}/.ssh"

変数の設定:

FILE_SSH_CONFIG="${DIR_SSH}/config" \
  && echo ${FILE_SSH_CONFIG}

結果(例):

${HOME}/.ssh/config

SSH configファイルが存在することを確認します。

コマンド:

ls ${HOME}/.ssh/config

結果(例:存在する場合):

${HOME}/.ssh/config

存在しない場合は作成します。

コマンド:

touch ${HOME}/.ssh/config

ファイル所有者以外の読み取り権限を削除します。

コマンド:

chmod go-rw ${HOME}/.ssh/config

2. OpenSSH設定用ディレクトリの絶対パス

OpenSSH設定用ディレクトリの絶対パスを指定します。

変数の設定:

DIR_SSH_CONFIG="${DIR_SSH}/conf.d/hosts"

ディレクトリが存在することを確認します。

コマンド:

ls -d ${DIR_SSH_CONFIG}

結果(例:存在する場合):

${HOME}/.ssh/conf.d/hosts

存在しない場合は作成します。

コマンド:

mkdir -p ${DIR_SSH_CONFIG}

結果(例):

(出力なし)

3. OpenSSH設定用ディレクトリの相対パス

OpenSSH設定用ディレクトリの相対パスを指定します。

変数の設定:

STRING_PATH_SSH_CONFIG='conf.d/hosts'

設定値の確認

各変数に正しい設定値が格納されていることを確認しながら保存します。

変数の確認:

cat << END

  # 1. FILE_SSH_CONFIG:"${HOME}/.ssh/config"
       FILE_SSH_CONFIG="${FILE_SSH_CONFIG}"
  # 2. STRING_PATH_SSH_CONFIG:"conf.d/hosts"
       STRING_PATH_SSH_CONFIG="${STRING_PATH_SSH_CONFIG}"
  # 3. DIR_SSH_CONFIG:"${HOME}/.ssh/conf.d/hosts"
       DIR_SSH_CONFIG="${DIR_SSH_CONFIG}"

END

下段の変数が入っていない、もしくは上段と同等の値が入っていない場合は、それぞれの手順番号に戻って変数の設定を行います。

処理の実行

OpenSSH configファイルを更新します。

変数の確認

cat << EOF

  # STRING_PATH_SSH_CONFIG:"conf.d/hosts"
    STRING_PATH_SSH_CONFIG="${STRING_PATH_SSH_CONFIG}"
  # FILE_SSH_CONFIG:"${HOME}/.ssh/config"
    FILE_SSH_CONFIG="${FILE_SSH_CONFIG}"

EOF

コマンド:

echo "Include ${STRING_PATH_SSH_CONFIG}/*" \
  >> ${FILE_SSH_CONFIG}

結果(例):

(出力なし)

完了確認

「OpenSSH confgファイル"${HOME}/.ssh/config"にディレクトリ"${HOME}/.ssh/conf.d/hosts"を対象としたインクルード文が存在する。」ことを確認します。

コマンド:

cat ${FILE_SSH_CONFIG} \
  | grep '^Include' \
  | grep "${STRING_PATH_SSH_CONFIG}"

結果(例):

Include conf.d/hosts/*

手順の完了